修士(音楽) 東京藝術大学大学院音楽研究科 1992年
博士(文学) 総合研究大学院大学文化科学研究科 1998年
担当教員(福岡まどか)経歴
学位:
専門:
民族音楽学、文化人類学、地域研究(東南アジア研究)
研究テーマ:
インドネシアのダンス、演劇を中心に東南アジア芸能の研究に従事。ジャワ島の仮面舞踊の研究を通して、芸の伝承、仮面の表現と舞踊との関連、演劇と物語世界などに関心を抱く。その後、ジャワ島の女形ダンサーの活動を調査し、芸術におけるジェンダー表現や身体表象などに関心を拡げる。近年はコンテンポラリーダンス、現代演劇などの調査も行う。
主要著作一覧
2002『ジャワの仮面舞踊』勁草書房
第20回田邉尚雄賞受賞。急速に進む近代化の中で、変化にさらされつつある伝統芸術の動態を、踊り手の実践に焦点をあてて分析。
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2014『性を超えるダンサー ディディ・ニニ・トウォ』めこん
インドネシアで国民的な人気を誇る女形舞踊家「ディディ・ニニ・トウォ」。彼のパフォーマンスの抜粋とインタビューをまとめたDVDともにその魅力に迫ります。
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2016『ジャワの芸能ワヤン その物語世界』スタイルノート
ジャワ島の芸能として観光客にも人気があるワヤン。影絵や、仮面劇、舞踊の他コミックにも展開されるワヤン。古代インド叙事詩ラーマーヤナとマハーバーラタにジャワ島の神話や物語も加わった物語世界の特色を考える。
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2016『インドネシア上演芸術の世界 伝統芸術からポピュラーカルチャーまで』大阪大学出版会
芸術から、生活や文化をみる、異文化を知って、自文化を見つめ直す。生活、宗教・信仰、儀礼との関連から、演劇と物語、楽器と自然環境とのかかわり、舞踊と身体、ポピュラーカルチャーとアイデンティティまで、民族音楽学的な視点から詳説する。
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2018『東南アジアのポピュラーカルチャー アイデンティティ・国家・グローバル化』スタイルノート(編著)
東南アジアの人々が文化に関わる多様な価値観とどのように向き合っているのか、そうした文化の中で自らをどのように位置づけていくのか、という問題を人類学・地域研究の立場から考察した論文集。
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2018 Indonesian Cross-Gender Dancer Didik Nini Thowok Osaka University Press.
インドネシア・ジャワ島を拠点として世界的に活躍する女形ダンサー、ディディ・ニニ・トウォの芸術活動を取り上げてジェンダー、民族、芸術ジャンルなどのさまざまな境界を脱構築していく軌跡をたどった本。
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2021 Ramayana Theater in Contemporary Southeast Asia Jenny Stanford Publishing. (ed.)
NEW!
東南アジアで広く知られる古代インドの叙事詩ラーマーヤナ。演劇に焦点を当てて、その現代的な展開を考えます。実際の作品も収録されています。2021年夏に刊行予定!
*その他詳細に関する情報は、研究者情報を参照*外部サイトへ移動します